主にビルの屋上に設置されます。大きなものが多く、中には高さが10メートルを超えるようなものさえあります。設置にはクレーンや足場などが必要になることがほとんどで、大掛かりな作業になります。ネオンや照明を使ったものが多く、高所に設置するので遠くからでもよく見えます。より遠くの人に見えるように、屋上看板は単純な内容で、多くは会社ロゴや商品名だけという形を取っています。
突出しサインとも言います。建物の壁面から突き出して取り付けられている看板で、お店や会社前に看板を設置する空きスペースが取れないときによく利用されます。看板の中に照明器具を入れて内照式になっているものが多いです。移動している人に対して正面を向いており、よく目に入りますが、大抵が人の背丈よりも高い所にあるので、歩行者の視点からは外れやすいです。
袖看板とは逆に建物が通りから奥まった場所にあるとき、その存在を知らせることができます。高さもあるので遠くからでも目立ちます。
ターポリン(テント生地)や厚めの丈夫な生地を屋上、ベランダ等から吊り下げます。縦長、横長のどちらもあります(横長のものは横断幕といいます)。デパート等で短期のイベントや、マンションの入居募集に使用されているのをよく見かけます。デパートのように頻繁に掲載される場所には、そのための取り付け器具があらかじめ取り付けられています。短期のイベントのように、ある一定期間を過ぎたら取り外しが可能です。
パラペットサインともいいます。ほとんどのコンビニの入口頭上にあり、コンビニ看板の代名詞と言えます。内照式がほとんどで、夜間の照明の役割も果たしており、お店の雰囲気も明るいものに見せる効果もあります。
大きな建物や公園等、どこに何があるのかという案内をするためのものです。商業施設や総合病院、公共施設では必須であり、見取り図や順路などを入れ、来訪者をスムーズに目的地へ誘導する効果があります。
入口やショーウインドウ等のガラスに塩ビシートやフィルムを貼ります。銀行のATM入口では営業時間を示したり、ラインを入れて目隠しに使われたりします。透明なガラスに文字やロゴがあり、独特の浮遊感のようなものを感じさせます。写真やイラストなどのビジュアルを使うと、さらに効果を引き出せます。
建物の壁面やパラペットに直接文字やロゴ等を掲示します。軽いウレタン素材を使うカルプ文字や、ステンレスや亜鉛鋼板を加工したBOX文字があります。ネオンやLEDを併用すると建物との一体感が生まれ、昼と夜のコントラストがイメージアップに繋がり、建物の存在自体をはっきりと示すことができます。
日除け、雨除けの役割に看板の効果をプラスしたものです。テントの中には収納式のものや折畳み式のものもあります。機能を持った看板です。
ポール看板と同様、それだけで自立した看板となり、建物と離れた場所でも効果を出します。主要道路の沿線や交差点、インターチェンジの降り口付近に多く見られます。車で移動する方に対して効果があります。
イベントの一時的なお知らせとして建物等に立てかけて使われます。講演会やコンサート会場、入学式や卒業式会場の入口等に多く用いられます。
主にお店や会社の前に置いて使われています。人間に対して正面を向くこと、目線もちょうど合うので、近くを通っている人には効果は抜群です。立て看板を背中合わせにし両面使いしたA型看板、内部に光源を使った電飾スタンド看板、水や砂をウエイト(重し)に使った立体看板などがあります。
フリートマーキング(Fleet Marking)は、輸送機器を媒体とする視覚広告のことで、トラックや商用車、バス、電車等のボディーを広告スペースとして用い、表示のために塩ビシートを加工した絵、文字、インクジェットプリントによる写真等が使われます。移動できることで多数の人の目に触れ、コスト面から見ても大変投資効果の高い広告媒体です。CI(コーポレートアイデンティティ)の普及で多くの企業が社名変更、新しいロゴ、マークの採用に踏み切りましたが、フリートマーキングはCIの中心的位置で活躍しております。